携帯版

第6回 ジュニア映画制作ワークショップ | 2005/07/26

<< 2005/07 >>
SunMonTueWedThuFriSat
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
最近の動き
班別
月別
過去のワークショップ
2000年からはじまった「ジュニア映画制作ワークショップ」では、中学生たちが主体となり短編映画づくりを続け、12本の秀作が誕生しました。等身大の日常を描いたドキュメンタリーや、「いじめ」問題を真正面から描いたドラマなど、フレッシュな切り口の作品は観客からも大きな共感と評価を得ています。

今年度は『ミネラルウォーター(麻生班)』と『ラーメン早食い少女20点(中原班)』の2チームに分かれ、ドラマ作品を制作しています。このサイトでは、活動の模様を紹介します。完成した作品は「KAWASAKI しんゆり映画祭」で上映されますので、ぜひご覧ください。
<< | page 1 / 1 | >>
カチンコ

 2005/07/26 火 撮影準備、本読み、カメラ練習

 [ラーメン早食い少女20点]
明日をクランクインに控えて今日は最後の準備。持ち物や小道具の確認、本読み等を行いました。
撮影部、録音部はカメラやマイクの練習。映画学校の学生さんに指導を受けながら本番に向けてそれぞれの機器の操作の確認をしました。
きっと本番では素晴らしいカットを撮ってくれることでしょう。

午後は台風の関係で15時に終了。明日の天気が心配ですが、なんとか台風が早く去ってくれることを祈りたいと思います。
さあ、いよいよ映画づくりが始まるぞ!!
カチンコ

 2005/07/26 火 リハーサル

 [ミネラルウォーター]
今年の夏は天災が多い。23日は配役の最中に震度5弱の地震があったと思ったら、今日は夕方から夜半にかけて台風が関東を直撃するという。幸いにして勢力は弱まりつつあると言うことなのでたいした被害はなさそうだけれども。

そんなわけで今日は台風を避け朝9時から午後3時までの予定と言うことでリハーサルを行う。

シーン順にリハーサルを始めたかったらしい。だが、前半のシーンの演出担当が午後からしか来られないため、そのシーンは簡単に指導講師がリハーサルを行う。演出担当が来たら改めてそのシーンのリハーサルを行うとのこと。
前々から気にはなっていたのだけど、ジュニア達は自分の関係する部分以外は無関心であることが多い。例えば、ロケハンのときは演出部以外は遊び気分だし、今日ならば自分の演出するシーン、出演するシーン以外は無関係な人同士で喋っているとか。
そんなとき、ふと「サポートスタッフの人達は何のためにいるの?」と指導講師の声。
気づけばリハーサルに必要な机や椅子を指導講師と技術サポートの学生以外、運ぶ人がいなくなっている。本来、こういう作業はジュニアの仕事。だが、確かにこんなときはサポートスタッフが率先して作業をし、みんなで協力しあっていく空気を作って行かねば。「これはジュニアの仕事」なんて言ってられない……反省。
明日から撮影に入るので、午前の最後の方に撮影時の諸注意を行う。注意事項を書いた紙を配り説明する。

午後から再びリハーサル。サポートスタッフも手伝うようになるとジュニアも徐々に手伝うようになってきたかな。途中、前半のシーンの演出担当も来たので、前のシーンに戻ってリハーサルを行い直す。
だが、ここでジュニア達は問題に気づいたらしい。学校からの帰宅途中や、学校への登校途中で主人公2名が衝突するシーンがある。同じ学校から帰宅、同じ学校へ登校するのに衝突するのはあり得ないというのだ。1人が忘れ物を取りに帰ったとか、寄り道をするために目的地が違ったとか、色々考えるがまとまらない。1時間近く考えたあげく結論が出ないため、宿題とする。
一通りのリハーサルが終わった後、明日の打ち合わせを行う。撮影を翌日に控えていながらエキストラの手配を誰も行っていないとのこと。必要人数は男子8名、女子6名。
今から集まるのか?しかも、中にはエキストラの服装を把握していない人もいる。何人かに「エキストラの服装をきちんとメモした?」と聞くと「うちの学校の普段の格好そのままだから大丈夫。」との返事。夏休みだから制服をクリーニングに出していたりしないだろうか?余計な不安までしてしまう。

なんとか、3時半には終了。果たしてエキストラは集まるのか?撮影中、ジュニア同士の協力体制は築けるのか?
文字通り嵐の予感がするクランクイン前日でした。
<< | page 1 / 1 | >>
Copyright © 2005 Kawasaki Shinyuri Film Festival all rights reserved.