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Kawasaki Shinyuri Film Festival
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委員長あいさつ
映画祭物語 「映画をもっと近くに」 創造と実験はつづく・・・
ここは、川崎、新百合ヶ丘。
いつも、ちかくに、映画と映画のお祭りがあり、
映画をつくる人、映画を観せる人、がいる。
映画を観て語り、映画に触れ、映画が幸せな出会いをつくり、自分を育み、映画が世界を変える。

10年前に生まれた「しんゆり映画祭」は、このまちと人、映画を愛する多くの方々とともに、おもしろくって苦しい、汗も涙も笑いもごちゃまぜになった、感動のいくつもの物語を紡いできました。

2005年、この物語が新たな展開を始めています。
2007年春、このまちに、映像と演劇・パフォーマンスを核とした芸術拠点が完成するのです。
映画がもっと近くに、そして総合芸術の創造と実験が、日常となるのです。
夢が、リアルな現実となる不思議。わくわく、します。

そして今年の物語は---。

5年前にスタートした中学生の映画づくり「ジュニア映画制作ワークショップ」の卒業生が二人、18歳に成長し、映画祭スタッフに加わりました。しみじみとしたよろこびが胸にひろがります。
そしてまた、今年の「ジュニア映画制作ワークショップ」への中学生の応募は30人を超えました。
ワークショップを待っていてくれたジュニアのみなさん、ありがとう。
暑い夏を映画づくりに捧げる中学生たち。自分をみつめ、考え、何をどう掘り下げ表現するのか。創造の現場で、彼らの挑戦が始まります。

「目が見えない方が映画を観る」。そうなんです。音と心と振動と空気、そして映画館の観客のみなさんと一緒に映画を楽しむのです。
バリアフリー副音声ガイド付き上映も今年で9年目。副音声ガイドも映画の表現分野の一つとして位置づけ、副音声台本づくりが始まります。洋画は、声優さんによる吹き替え収録も実施。今年は、全国のネットワークのお陰で、ガイド付き作品も増やせそうです。

そして、夏休みの最後の土曜日8月27日は、麻生小学校の校庭で「なつやすみ野外上映会」。
12才の少年たちの夏の冒険を描いた名作「スタンド・バイ・ミー」を上映します。夜空の闇に浮かぶ大スクリーンと屋台村。思い出が、宝物になるように・・・。

10月1日(土)は、ジュニア映画制作ワークショップ発表会と日本映画学校卒業制作上映。若い時代にしか描けない、瑞々しく、そしてときには痛々しい世界が画面にひろがります。

メインプログラムは、10月7日(金)〜10日(祝)の4日間。ワーナー・マイカル・シネマズ新百合ヶ丘と新百合21ホールを会場に、「恋する金曜日」「アラブ映画・佐藤忠男セレクション」「韓国の鬼才/キム・ギドク監督特集」「ニューウェーブジャパン」「戦争と人間」「映画おもしろ講座スペシャル/照明熊谷学校」「がんばろう山古志/ふたたび」「しんゆり名画座」「新作の邦画・洋画秀作セレクション」「岡本喜八監督追悼」「白鳥あかねの映画人生50年」などなど、多様な映画の世界をお楽しみいただきます。

いま、この映画祭を支えているのは、ボランティアスタッフと地域のみなさんです。
日本映画学校と映画人、アーティスト、住民、観客、商店、学校、企業、行政との恊働で、豊かな物語が生まれてきました。
私たちは、この映画祭は一過性のイベントではなく、一人ひとりの心に深く刻まれ、人もまちも育ち、新たな関係性を生む“文化創造”の試みであると考えています。
人生をおもしろくする、この物語を続けたい。本気の本音がエネルギーでしょうか。

みなさまのご支援・ご協力に、心より感謝申し上げます。
夏の終わりから秋風が吹くころ、映画のおまつりを堪能していただければ幸いです。

2005年 夏至の夜に

KAWASAKIしんゆり映画祭
実行委員長 野々川千恵子
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