■活動日誌(14)

撮影(7/27)
7月27日(土)FANATIC◇2002(ミュージアム班)
撮影4日目

今日は中学校での撮影。集合場所の市民ミュージアムの教室に行くといつもよりなんだかにぎやか!? そうそう、エキストラの中学生たちだ。サポートスタッフからの「最低3人、目標5人」の呼びかけに各ジュニアが応えて連れてきたのだ。それにスタッフからの呼びかけに昨年の参加者2人も駆けつけてくれていた。

中学校に移動し、まずエキストラの生徒たちにこの映画のストーリーを簡単に説明する。そして役者を集めて一連の演技の指導を始める。この日はスタッフが先生役で生徒と共に指導を受ける。後から聞いた話では、このスタッフは出演するためにこのジュニア・ワークショップに参加したらしい・・・。今回は、生徒役で出演する参加生が多いため、この日もいつものメンバーで撮影と録音を担当。人手が足りないため、スタッフの僕も自らカチンコを打ちながらスクリプトを担当。

教室での撮影を終え、次は校門で下校シーンの撮影に入る。そこで問題が起きた! 何か出演者のジュニアが落ち着きがない。なんだろう? 真理役の生徒がこのシーンの衣装を忘れていたらしくそれを自分たちで相談しごまかそうと、その衣装に似ているTシャツを着ていたエキストラの中学生から借りて着てみた。でもやっぱり先生には断ろうとそのことを告げに行くと、思いっきり怒鳴られてしまった。「今すぐ自分で取りに行け! で、どのくらいかかるんだ!」「か、片道で1時間です」「2時間か・・・」スタッフが車を出すからと言って、取りにいっている間にお昼を食べ、吹奏楽部の練習風景を撮ってもらうことにした。

なんとか1時間で往復してそのジュニアを撮影に向かわせ車を置いて学校に戻ると、また校門の前で怒鳴り声が。今度は尋常ではなさそうだ。「今日はもう撮影はやらんっ!!」おいおいどうしたんだよ。せっかく戻ってきたばかりなのに。話を聞いていると今度は和彦役の生徒が今更鞄を忘れたことに気がついたそうだ。

さすがに同じシーンでまた忘れ物が出るとはと呆れてしまった。全員集合をかけられ、この暑さのなか必死になって先生も怒鳴っていた。これからこのことを忘れないで、気を引き締めて撮影にのぞんでもらいたい。もう二度と同じことで先生を怒らせないように我々ももっと注意しなくてはと反省してしまった。

いくつかのエキストラ・カットを取り終えて、明日撮影するシーンのロケハンをして解散となった。


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