■活動日誌(13)

撮影(7/26)
7月26日(金)FANATIC◇2002(ミュージアム班)
撮影3日目

今日は宝くじ売場の撮影で、武蔵小杉駅に集合した。それにしても熱い! 昨日の雨はなんだったの?というくらい晴れている。晴れすぎ、この熱さのなか中学生たちは大丈夫かなと不安になりつつ今日もスタート。出演者たちは機材とともに遅れて登場。変装した2人の男子の姿を見て、よくやったと思ったのは僕だけじゃないはず。女装似合いすぎ!! あの姿だったら宝くじ買えるんじゃないかな? ちょっと試してみたいような気になった。いかつい兄ちゃんもキマッてる(最後スーツのずぼん破けてたけど・・・)。2人の変身、変体(?)は観てのお楽しみということで・・・。

そんなことを考えているあいだに、中学生たちは指導の先生と綿密な打ち合わせ。そして撮影スタート!! 今回もまず通しでリハーサル、演技を固めてからカット割り、という方式で進められていった。あんなに人通りの多いなかでも緊張することなく(もしかしてしてたかも?)、脚本などを決めるときからは想像もできないような大きな声で、みんな自分の役になりきったいい演技をしていたよー。これも観てからのお楽しみということで・・・。今日は参加生の人数が少なかったために出演していない中学生の一人が監督、もう一人がカメラをずっと担当した。シーンよって監督など役割を変えていくということができず、2人の負担が大きかったような気がする。(事前にどのシーンを誰が監督をするかを決めれず、当日決めたので十分に演出などを考える時間を与えてあげられなかったのが今回の反省点です)

でも、撮影3日目ということでみんな慣れてきたのか、意識が高まってきたのか、出演しているジュニアも自分の出番がない時はテキパキと違う役割をこなし、みんな熱いなか、だれることもなくがんばっていた。さすが。今回は武蔵小杉のフロム前の宝くじ売り場と売り場前の駐輪場の方にとてもお世話になった。しかも宝くじ屋のおばさん(失礼、おねえさん)は中学生たちの演技の熱意が伝わったのか出演までしていただいた。ありがとうございます。宝くじを買う時は小杉フロム前で・・・。通りがかりの人も何やってるの?と聞いてきてくれたり、しばらく見ていってくれたり。やっぱり中学生が真剣にやっていたからかな。宝くじの撮影のあと、公園での撮影を予定していたが、いきなり盆踊りの音楽が!! あの陽気な音楽が入ってしまうのと炎天下でのジュニアたちの体力も考え、公園のシーンは明日以降に持ち越しとなった。


7月26日(金)タマゴ(日本映画学校班)
撮影2日目

まずは前日のラッシュ(撮った映像)を見て、問題点を指摘。学校帰りのシーンのはずなのに、生徒がかばんを持っていないのはおかしいのでは?と。やっぱりそういう細かいところにも気を配っていないと、おかしいことになってしまうんだね。どういう状況のシーンを撮っているのかよく確認していかなくてはと思った。

撮影はシネマハウス前の歩道橋にて。夕方になる前の、影がちょうどいい具合になる時間を狙って撮影スタート。カメラと役者のスタート位置が歩道橋の端と端で離れている上に、電車や車の音が大きいので指示伝達係を決めたのだが、動かずにその場で大声で指示していたのでそれでは意味がないと指導の先生に怒られ、その後歩道橋を行ったり来たりしながら指示を伝えてがんばっていた。

歩道橋のフェンスを登るシーンでは、電車が通り過ぎる瞬間に合わせることにしたので電車の見張り役が、左右の手を上げることでどっちから電車が来たのかを知らせて、その合図を見てすぐに撮影という感じで進められた。電車が一方だけのパターンで何度か撮影した後、両方から電車が来たパターンは撮らなくていいのか?と指導の先生に訊かれ、「一方だけでいいと思います」と答える中学生。

シネマハウスに戻ってラッシュを見たら、人物が遠すぎて小さくなってしまっていたので、もう一度撮影し直すことに。一度全部片付けた機材を一から用意することになるので(と言ってもカメラと三脚だけだが)、今日は積極的だなと思いちょっとうれしかった。

今度は通行人役でジュニアも出演。撮影終了後再度ラッシュを見ると、大きく主役を映したために、通行人は画面の中に入っていなかった・・・。こんなこともあるさ。

今日は午後集合の上、ワンシーンだけだったので割とラクだった。それでも暑くてバテそうだったので、これから野外での撮影はもっと大変だろうなと思った。


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>(14)撮影(7/27)