■活動日誌(12) |
撮影(7/25)
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7月25日(木)タマゴ(日本映画学校班) |
スタッフ・エキストラは8:30五月台駅集合、8:50現地直行者集合、9:00撮影開始。天候不順のため、校門のシーンは午後になり、ファースト・ショットは階段だ。順調に撮影が進行(前日のロケハンの成果が出ている)。小道具のカードは、中学生の書いたイラストから指導の先生が作成した。
午後、大トラブルに見舞われる。学校側で何かトラブルがあり、撮影を中止してほしいとの申し入れ。翌日の使用も、午後3時にならないと判らないとのことだ。 外は雨脚が激しく、エキストラで参加してくださった中学生たちを急きょ、スタッフで五月台駅までピストン輸送する。スタッフは、小降りになった時点でシネマハウスに移動。緊急ミーティングを開くが3時まで歯がゆい思いで過ごす。中学校からの回答は翌日のロケは無理とのことだった。早速、代案の検討に入る。そこに何人かのエキストラから辞めたいというメールが携帯に入り、懸命に参加生が電話で説得している。全体のテンションの下がるなか、歩道橋のシーンだけでも撮れないかと試行錯誤したが結局、今日の撮影は中止となった。 別の中学校にお願いしてみる方向で撮影日程を組み直し。総合プロデューサーも心配され、様子を見に顔を出された。明日からの撮影に中学生たちの頑張りが試されようとしている。
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7月25日(木)FANATIC◇2002(ミュージアム班) |
撮影2日目
ロケ地は去年ワークショップに参加していた中学生の家。昨年も使用させてもらったということで、去年から引き続き参加しているジュニアは勝手知ったる自分の家のようにおうちの方に挨拶をし、撮影する部屋へ。散らかっている部屋という設定のため、せっかく片付けてくれていた部屋を荒らし、どたばたと演技を決めカメラ位置を決め、シーン11を撮り始めた頃、耳に飛び込んできたのは強い雨音!! 天気がくずれ、他のシーンとのつながりを考えなければいけないことになり、指導の先生のアドバイスで雨を説明するセリフを入れたカットを追加した。高所恐怖症だというジュニアが、雨の降る屋根の上に出て必死の演技。びしょぬれになりながらも、濡れた屋根瓦に少しすべりつつも、きちんとやりぬいた君に拍手を!! 私は感動したよ。 そして、タマゴのサポートスタッフを迎えてのシーン12と13。急な要請で来てくださった2人でしたが、期待通りに演技してくれた。指導の先生がいつもより、やわらかい口調だったことが私の印象に残っている・・・。 この日、私たちが一番振り回されたのは天気だった。撮影開始は曇りだったのが、強い雨が降り、その後回復して明るい暑い日差しが出てくるという、移り変わりの激しいお天気だったのだ。そのため、雨の映像、雨音、話のつながりなどを考えながらの撮影でより一層どたばたどたばたしてしまった。リテイクの必要が出たり、テレビの取材が遅れて来て、その撮影を撮影したり、とにかく、かなりどたばたな一日だった。 参加者が少なかった今日の撮影を助けてくれたのはおうちを提供してくれた中学生だ。スクリプトを自ら担当してくれたのだ。さらに、お父さん、お母さん、おばあちゃん、おじいちゃん、みんなで撮影に協力してくださった。このお宅のナシには語れない映画になりそうだ。ちなみに昼休みには、おばあちゃんが畑で採ったばかりの枝豆を出してくれたし、撮影が終わる頃にはとうもろこしをゆでて出してくださったし、お土産にお魚までいただいた。居心地が良すぎて、撮影終了後も長いこと、ロケ地から帰ろうとしなかったFANATIC◇2002でした。
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<(11)撮影(7/24)&ロケハン >(13)撮影(7/26) |