■活動日誌(8)

脚本づくり(六日目)&ロケハン
7月21日(日)タマゴ(日本映画学校班)
今日の午前中は主に、昨日までに出た大まかな流れから、脚本をもっと明確にしていく作業をした。次にスタッフとしての役割分担、キャスティング(仮)をし、午後からは実際に脚本を「文字にする」作業を進めた。

セリフをつくる、脚本を文字に起こすにあたり、実際の状況をつくり、演技しながらセリフをつくるスタイルを取った。状況を設定し、役者が動きと言葉を立体化させる作業は、文章という平面からもっとリアリティが生まれる。いじめ再現のシーンでは、そのリアルさに経験がリンクし、鳥肌がたったほど。ジュニアのメンバーが日に日に意見を活発に出したり、積極的になっていく姿がなんだか心強い。と同時に、メンバー一人一人がこの映画制作に掛け替えのないクルーだ、と気づいてほしいと思った。


7月21日(日)FANATIC◇2002(ミュージアム班)
さあ、今日こそは脚本を完成させねば。再度書き直してきた脚本をまわし読みする。部活動のため欠席の1人の参加生は、早朝サポートスタッフに手渡しし、身体はいなくても脚本だけで参加。演劇部で台本を書いているだけあって、すごくよく書けている。同時に昨日ふられた宮内中学校の教頭先生に、中学生4人、スタッフ2人であいさつに行く。もちろん校内のロケハンもしてきた。

脚本の感想は、「テンポがよくなった」「宝くじの宣伝みたいになるのはイヤだ」「ラストがもの足りない」など。いずれの脚本も「中学生のお金の見方が変わりました」というテーマにそって書き込まれてきた。早朝渡しのかいあってか、欠席したジュニアの脚本をベースにもう一度書き直してくることになった。完成も近いぞ、がんばれ! それに、そろそろ頭よりも身体を使いたくなってきたよね。


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