撮影風景

映画撮影での役割

映画を撮影するときには役割分担をして、各自の責任を果たす必要があります。ここではその役割の一部を紹介します。(人数、編成の仕方によって分担の仕方は変わることがあります。また、状況に応じて役割をローテーションすることもあります。)

脚本・演出班 脚本を制作する最初の段階は大抵全員で行いますが、最終的な台本は数名でつめることになります。撮影する映画の大元を決める役割です。撮影中は演出を行います。脚本を元にどのようにカット割りをするか、役者の演技はどのようにするかなどを決めていきます。カチンコを鳴らしたり、撮影のときの「スタート」「カット」をかけるのも演出部の役目です。いわゆる監督、助監督がこのグループに含まれます。
撮影・録音班 文字通りカメラを使って撮影をしていきます。どのような構図で撮影していくかを考えるのも撮影部の役割です。場合によってはレフ板などを使って照明を行うこともあります。いわゆるカメラマンがこのグループに含まれます。また、録音は3メートル近くある竿の先に付いたマイクをあやつり、役者の発する声を拾っていきます。一方で余計な外部音が入っていないか、役者の台詞は聞こえているかなどを確認しなければなりません。繊細かつ体力の求められる役割です。
制作・美術班 エキストラの管理や、備品の管理など撮影の進行を裏で支えます。各役割の一歩先を読んで行動しなければならないので、全体を見る力を求められる役割です。また、小道具などの制作、管理や、ロケ先の飾りこみを中心になって行います。一見すると地味な作業ですが、作ったものがそのまま映像として映されるため映画の雰囲気を作り出す重要な役目を担っています。
役者 演技をする人です。このワークショップの場合、役者のみを分担して受け持つことはありません。何らかのほかの役割と兼務して撮影に加わることになります。
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