制作日誌 - 第7回 ジュニア映画制作ワークショップ


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2006/07/15 (土)

10:00〜17:00 新百合21 第2会議室

脚本制作 3回目今回は、先週4本に絞られた脚本から映画にする1本を決めることを中心に行われました。

<内容>
□映画学校生スタッフの紹介
□脚本選考
・黙読
・プレゼンテーション
・投票
□選ばれた脚本について話し合い
□映画が出来るまでのスケジュールの説明

学生さんの紹介では、学生さんから「集中して、安全に楽しくやろう」ということの他に「ふざけてたら途中で帰ってもらうこともあるから承知しといてください」と言われ、みんな真剣に聞いていました。
プレゼンでは作者がその作品で何を伝えたいのかということなどが話されました。

「一人では生きてゆけない」
  →友達の大切さ
「モヤモヤ」
  →いろいろ溜め込まない生き方(が良い)
「裏庭」
  →実体化された噂を人がどう受け取ったりするのか。噂までたどり着くまでをポジティブにとらえることで悩みがとんでいた
「霊」(サビシイ改め)
  →霊にもいろいろ事情がある。霊も以前は生きた人だった

そしてプレゼンの後、投票が行われた結果、
「モヤモヤ」
に決まりました。

みんなの発表を聞きながら中学生って人や自分自身の内面の部分に感心があるんだなと、改めて感じました。
あと今回も、スタッフがジュニアにアドバイスをする場面があったのですが、アドバイスを素直に聞き入れてしまうジュニアに「ほんとにそれでいいの?」とスタッフが戸惑う場面がありました。中学生へのアドバイスって難しいですね。


それから次回までの宿題は「自分にとってモヤモヤって何か紙に書いてくる」です。


(編集・注)
ジュニア映画制作ワークショップでは技術的なサポートを中心に日本映画学校の2年生の学生にスタッフへの参加をお願いしています。本文中の「映画学校生」、「学生さん」はこれらの学生スタッフを指します。

2006/07/08 (土)

10:00〜16:00 新百合21 第2会議室

脚本制作 2回目1.作品を4つに絞る。(一人3作品に無記名投票)
「裏庭」(9票)
「モヤモヤ」(10票)
「サビシイ(仮)」(7票)
「一人では生きられない」(8票)


2.脚本の書き方を教わる
残った4作品は次回までに脚本の形で書いてくること。(脚本を書く中学生は、コピーをするため、9時半集合。)
200字詰め30枚、あるいは400字詰め15枚くらいで書く。

2006/07/01 (土)

10:00〜17:00 新百合21 第2会議室

脚本制作 1回目今回行ったことは前回宿題になっていたシナリオのあらすじを発表していくといったことでした。1人にだいたい20〜30分くらいかかり、その作業が午前午後通して行われました。

自分の感想としてはあらすじ発表を聞いてなのですが、発想はおもしろいものが多くどれも結構好きでした。特に作った本人が巨人の星のパクリだと言っていた多摩区の星という作品が個人的には好きでした。
各発表ごとに質問する機会がもうけられていたのですが始めの方は中学生が緊張していたせいかあまり質問が出なかったのですが、時が経つにつれて小さなことでも質問していて質問増えてるかなといった印象受けました。途中で積極的な女の子が加わったというのも質問増えた理由にあるかもしれません。

来週から候補作が少しずつ絞られます。

宿題は発表したシナリオのあらすじについて指導講師に指摘された点を改善してくることです。

2006/06/24 (土)

10:00〜13:30 日本映画学校 第4トレーニングルーム

オリエンテーション風景今年は昨年度までと違って1チームのみの少数精鋭型になりました。初日である今日はオリエンテーションです。
今年の参加者は21名。今日は19名が出席しました。21名の内訳は、2年連続の参加者が4名、昨年エキストラで撮影に参加した人が1名、今年初めて参加した人が16名。男女別では男子8名、女子13名でした。
指導講師は藤得悦先生、プロデューサーは橋本信一先生、総合プロデューサーは武重邦夫先生です。
また、初日からJ:COMせたまちの取材や、東海大学で情報リテラシーについて研究されている方々の見学がありました。

午前中は主に下記が行われました。
・映画を作る際の役割と作り方の説明
・映画祭実行委員長の挨拶
・各自の自己紹介
・スケジュールと出席可能な日程の確認
・昨年度制作作品『チェンジ』の鑑賞
昨年の麻生班同様、今年も役者を希望する人が多いようです。また、部活動などで長期間抜けざるを得ないと言う人は少ないようなので、役者の心配はいらないようです。

昼休みを挟んで午後は
・『チェンジ』を見ての意見交換
・シナリオの作成についての説明
が行われました。

『チェンジ』を見ての意見交換では、「身近にありそうで面白い。」「セリフ回しがよくできていて面白い。」と言う意見がある一方で、「展開が早くて見ている側がついて行きづらい。」「編集の繋がりがおかしい部分がある。」と言う鋭い指摘もありました。
また、昨年度作った本人たちからは「展開の早さは自分たち中学生自身の生活のテンポを表している」と言った声や、藤得先生からは「編集を考えて撮影しないと指摘したようにアクションが飛んでしまうこともあるから気を付けて撮らなければならない。」、「作り手側が分かっているだけでなく見ている人にも分かるようにしなければならない。」などの解説もありました。
今年は連続参加の人もいるせいか、初日にしては活発な意見交換が行われていました。

シナリオの作成については、作成する手順、書く内容についての説明がありました。
手順としては、まずあらすじを書き、徐々に深堀して脚本とすること。また、7/21ぐらいまでに決定稿を作成しなければ後の準備が間に合わないこと。
書く内容としては、その作品は何を言いたいのか、自分の描きたいことは何か、主人公の思いは何かなどの説明がありました。
参加生からは「登場人物は何人くらいがいいか?」、「長さはどれくらいを想定して書くべきか?」など質問がありました。演劇部で台本を書き慣れた人もいて、シナリオはどういうものか要領はつかめているようです。

今日の宿題は以下の2つです。
・自分の作りたいシナリオのあらすじを400字詰め原稿用紙3〜5枚に書いてくること。
・自分の家を撮影で使えないか親に相談すること。

2年振りの一般公募だった昨年は最初はみんな遠慮しがちで旗振り役になる人がいなかったのですが、今年は勝手が分かっている人もいて期待してしまいます。

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