東京フィルメックス in しんゆり

優れた作品を近くの映画館で多くの人に見ていただきたい―東京フィルメックスの全面協力による企画第5弾。日本で劇場公開されていない2作品を上映。11月1日(土)『THE DEPTHS』上映後は、東京フィルメックス・市山プログラムディレクターによる作品解説も必見のプログラム。

記憶が私を見る

◆主演・監督をつとめたアジアの才女に注目

2012年/中国/87分/HD-CAM
監督:ソン・ファン
出演:ソン・ファン
●第13回東京フィルメックス審査員特別賞
あらすじ:しばらく両親のもとで過ごすことになったファン。疎遠だった親戚たちが訪ねてきたり、兄嫁に見合いをすすめられたりする中、人々との会話から彼女の脳裏に過去の記憶が呼び起こされて…。自らヒロインを演じた監督の長編デビュー作。ジャ・ジャンクーがプロデューサーを担当。

スケジュール
10.28[火] 18:55 川崎市アートセンター・アルテリオ映像館
11.1[土] 16:30 川崎市アートセンター・アルテリオ映像館
ゲスト(予定):ソン・ファンさん(監督・出演)※詳細はこちら
ゲスト:ソン・ファンさん

プロフィールはこちら

THE DEPTHS

© Tokyo University of the Arts & Korean Academy of Film Arts 2010

◆日韓の若き才能が集結した話題作

2010年/日本、韓国/121分/HD-CAM、Blu-ray
監督・脚本:濱口竜介/脚本:大浦光太
出演:キム・ミンジュン、石田法嗣、村上淳
●第11回東京フィルメックス特別招待作品
あらすじ:韓国人の写真家・ペファンは、日本で遭遇した若者リュウに未熟さゆえの野生的な魅力を感じる。彼との出会いにより、それまで均衡を保っていたぺファンの世界が崩れていき…。東京藝術大学と韓国国立映画アカデミー共同製作。注目の若手俳優、石田法嗣の存在感も光る刺激的な一本。

スケジュール
10.28[火] 15:55 川崎市アートセンター・アルテリオ映像館
11.1[土] 18:30 川崎市アートセンター・アルテリオ小劇場
ゲスト(予定):市山尚三さん(東京フィルメックス プログラム・ディレクター)
ゲスト:市山尚三さん(東京フィルメックス プログラム・ディレクター)

1963年生まれ。1987年松竹入社、松竹富士に移籍、89年、五社英雄監督『226』にプロデューサー補として参加し、竹中直人監督『無能の人』(91)などをプロデュース。その後、松竹国際部で外国映画の買付けを行うかたわら、台湾を代表する映画作家、ホウ・シャオシェンの作品をプロデュース。並行して92年から99年まで東京国際映画祭「アジア秀作映画週間」(後に「シネマプリズム」)の作品選定を担当。98年松竹退社後、オフィス北野傘下のティ・マーク入社。
サミラ・マフマルバフ、ジャ・ジャンクーなどアジアの若手監督の作品をプロデュース。
2000年、アジアのインディペンデント映画を紹介する新しい国際映画祭「東京フィルメックス」を立ち上げ、プログラム・ディレクターを務める。
プロデューサーとしての最新作は『罪の手ざわり』(13年、ジャ・ジャンクー監督)。

注目の監督・濱口竜介とは?


1978年生まれ。2008年、東京藝術大学大学院映像研究科の修了制作『PASSION』が国内外の映画祭で高い評価を得る。その後も『THE DEPTHS』(10)、東日本大震災の被災者へのインタビューから成る映画『なみのおと』(11/共同監督:酒井耕)、『親密さ』(12)などを監督。最新作は『不気味なものの肌に触れる』(13)。特集上映が開かれるなど、日本映画界でいま注目される気鋭の監督。現在、次回作『BRIDES(仮)』を制作中。

ジュニア映画制作ワークショップ

白鳥さん本

ページ先頭に戻る