「A」「A2」の森達也監督が<刑事まつり>を撮影
しんゆり映画祭シネマハウスがロケ地に!!
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森監督(左から2人目)
ゴールデンウイークの最中、当映画祭の事務所で、森達也監督による「刑事(でか)まつり」の撮影が行なわれました。
「刑事まつり」とは、篠崎誠、黒沢清、青山真治ら12人の、日本の今を代表する監督たちが「気軽な自主映画を撮りたい」とスタートした企画で、昨年1月にオムニバス映画として公開。低予算にもかかわらず、多彩な作品が生まれ、大評判となりました。
というわけで、森監督のオリジナル脚本による『アングラ刑事』がクランクインしたのです。
Q 撮影が終わった感じはいかがですか? 森「3カメ回したので、ラッシュをみてからでないとわからないけれど、役者さんは、10分間ずっと切れ目なくやってもらい、台詞をいうのもたいへんだったと思います。でも、そのお陰で一つの空間になっている。充足感があります」 Q カット割りで撮影しなかったのは? Q HP読者のみなさまへひとこと Q今後の予定は?
●鈴木輝幸さん ![]() 「役者さんの演技が、回を重ねるごとにテンションが落ちないでずーっとやれた。カメラからみていて凄いと思いました」 ●本吉良太さん 「慣れない事ばかりだったけど、いい経験をさせてもらいました。ワンカットで撮るのは、あまり見た事なかったので」 ●鷲田進さん 「通しの演技を見たのは初めて。生の演技は勉強になりました。それを撮影できてよかったです。あのロケ設定で、ああいう撮り方をするんだと、通しの中で理解できました」
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▼「刑事まつり」HP ▼公開劇場 |
●リポート:野々川千恵子 昨年、当映画祭で森監督の「A2」を上映したご縁もあって、協力することになった「ロケ場所提供という映画制作支援」。撮影の様子を見ていた映画祭スタッフは「笑いをこらえるのが、たいへん」と興奮ぎみでした。“危険な香りのする監督たち”の、撮りたくて撮った映画を観るのが楽しみ。笑いの中に新しい世界を感じたい、です。 |