しまうまの耳 班

ひ に ち : 8月5日(土)
かいたひと: 倉品


10:00−13:00

映画につける曲を探す。みんな、思い思いのCDを持ってきた。しかし、著作権などの問題から、使える曲を探すのは、難しい。なかなか、話し合いは進まない。CDをかけたりしているので、歌ったり、おおはしゃぎの子もいる。「ラブストーリーは突然に」などの曲さえ「昔の曲」ということで、ひと括りにされてしまっている。本気で使おうとしているのか、まあ、それとなくは分かっているのか、よく分からないが、「それは明らかに使えないんじゃ…。」というCDをかけている。彼らにとっては10年前は大昔、知らない曲なのだ。

今日はお昼まで時間も無いのに、と私があせっても仕方ない。「今日は、1時までだからね。」と一人の子に言い、これ以上、口を挟んだりしないように、廊下をふらふらしてみる。すると、一人の子が、皆に真剣に考えてもらおうと、声をかけたりしているのが聞こえる。しかし、一向に考えよう、という雰囲気にはならない。そのうちその子と藤井君がでてきて編集をしているところへ行ってしまった。

暫くして、流石に自分たちが考えなくちゃならない、と思ったらしく、つかえそうなCDを探し始める子がでてきた。そうしているうちに編集作業を見に行っていた2人が帰ってきた。実際に映像が無いと考えようがない、ということで、テープを持ってきてくれたのだ。そこで、考えていた曲を実際に合わせてみる。すると、皆がその作業に注目し始めた。

マドンナ美紀ちゃん登場のシーンで、皆いろいろな曲をかけてみる。ゴジラの曲とか。妙にあっていて、面白い。なかなか楽しい作業。しかし、美紀ちゃん役の子の一喝、ピノキオの曲にする、ということになった。そう、遊んでばかりもいられません。一緒になって面白がって、ごめんなさい。やり始めると、はじめは「えー」と言っていた、クラシックなどもかけ始める。そう、ひとり、クラシックのCDを持ってきた子がちゃんといたのだ。何曲か候補を上げて、(ショパンの別れのうたなどもはいっていた)今日は終了。