しまうまの耳 班

ひ に ち :

7月27日(木)

かいたひと: 藤井


今日は清掃のため映画学校が使えないので、10時に新百合の駅に集合し、スタッフルームへ行きました。参加者は9人。1人は午前中部活のため、午後からの参加で、後で駅に迎えに行きました。その途中、入れ替わりで早退する女の子に会ったので、実際そろったのは8人でした。

いつも大変なのが、今日は誰が来て誰が来ないのかを確認することです。いつも前日に「明日来れない人は?」と聞くのですが、それでも当日になって来られなくなる子がいます。まぁそれはしょうがないのですが、困るのはその連絡をしてくれない子です。「どうしたんだろう?遅刻してるのかな?」と思って電話してみると、家にいて、「今日は行けません」という返事が返ってきます。これから撮影に入ると集合場所や集合時間が変則的になってくると思われるので、ますますそういったことが問題になってくるよなぁと思います。しかし、そういったことをジュニアに教えていくのも僕らの役割なのでしょう。

今日は11時くらいまで、先生がロケに使う中学校確保のため学校で話し合いをしてるということで、先生からジュニアに2,3考えさせることの指示を受け、それを実行。第一に、映画の中に出てくる「明の部屋」をどうするのかということ。次に、「じいさん」役をどうするかということ。

うちの班が昨日一昨日くらいからやっているのが、実際に脚本にしたがって撮影するには何が必要なのかを考え、その手配をすることなのですが、これがなかなか進まない。みんな、この問題を自分の問題として考えていないようなのです。先生が何度も「このままじゃあ、映画作れないよ」と言うのですが、みんな誰かがやってくれると思っているのか、黙ったまま。休み時間はあんなにうるさいのに…。隣でG.M.M.の先生が声をはりあげていたのを聞いたりすると、どうやらこれはどの班にも共通するのではないか思うのですが、中学生諸氏はまだまだみんな受け身すぎるということのようです。実際、先生がそのことを彼らに何度も言ってました。「どうするんですか?」じゃなくて「こうしたい!」と言いなさい、と。それで我が班なのですが、上にあげた2つの問題が(明の部屋とじいさん役)全然解決しないのです。自分の家の人や友達に聞いてみなさい、と言ってるのですが、誰も心当たりはない、と。本当に本気で聞いているのだろうかと思ってみたくもなるよ…。結局、明の部屋のシーンは外に出て公園で撮るということに決定してしまいました。なので、うちの班は照明を使わないことに…。色々やったほうが絶対楽しいと思うけどなぁ…と僕は思ってしまいました。

先生が来て、もう一度昨日作った香盤表を見ながら、準備するものの確認。生徒エキストラの手配、お弁当、着替えなどなど。お昼休憩を挟み、午後からは外に出てロケハン。まずは先生が先頭にたって、ロケハンとはただ漫然と色々なところを見て回るだけでなく、ここをこういう風に撮ったら面白いだろうなぁとかを考えながら見るんだという説明をしながら歩く。途中撮影中のC'est la vie(うっ、フランス語の勉強しなきゃ…。)チームと遭遇。この班は本当に早いなぁ。

一回りしたところで、先生から「僕は中学校の件で映画学校に行ってくるので、4時くらいまで自分たちで見て回ってきなさい」とのお言葉。当然僕も彼らについて行くのだと思っていたら「藤井さんともちょっと打ち合わせしなくちゃならないことがあるので、まったく君らだけで行ってきなさい」ということだったのです。中学校の件も打ち合わせもあるにはあったのですが、きっと大人がついているより子供たちだけの方が自分たちで色々考えるだろうという先生の心にくい作戦だったようです。その成果がさっそくあったのか、3時半ごろにスタッフルームにもどってきた時には、ロケ場所も大体目星がついた、それからついでに「じいさん」役候補まで見つけてきた、とのこと。ゲートボール場やら老人センター(?)やらを回って、やってもいいという2人の「じいさん」候補を捕まえてきたのだそうです。おいおいほんとにそんなんで大丈夫なのかい、という不安はあるものの、彼らもやる時はやるんじゃないか、とこれまで気を揉んでいた僕は少しほっとしました。さてさて映画はつづく、明日もがんばれ、チームしまうまの耳

というわけで、僕もやる時はやらねばなりません。明日のテストに向け、今夜は徹夜です。おまけ:チームしまうまの耳スタッフに新戦力加入! Welcome、滝沢さん!もうオレンジTシャツも渡し、教育実習生役までお願いしてしまったのです。はっはっは。