しまうまの耳 班

ひ に ち : 7月24日(月) 
かいたひと: 藤井


今日の参加者は10人。1人欠席で、もう1人も、後で寝坊したとの連絡が入り、午後から塾のため結局不参加に。

土曜日の時点で我が「しまうまの耳」チームは、ベースとなる脚本を1つにしぼり、2班(男の子班と女の子班)に分れて、それぞれの代表がそれをもっとふくらませたものを書いてくるという宿題が出されて終わっていました。そして今日。その2つを全員で回し読みをして、先生がみんなに「どうだった?」と聞いたところ、何の反応もなし。どっちがいいとも悪いとも意見がでませんでした。

これには先生も困り顔。本当にこの子達は映画が作りたいのかなぁと不安になったくらいですが、やはり中学生くらいの年齢では、活発に意見を交わすということに不慣れなのでしょう。それともうちの班がおとなしいだけなのでしょうか。結局先生が、話に広がりが出るということで、女の子班の原稿の方を選び、とりあえず脚本決定と相成りました。

お次はキャスティング。これが結構見物でした。男の子の役の方は割合すんなり決まったのですが、問題は女の子の方。というのも女の子の役は、マドンナ的存在の転校生役とその他の子という構成だったので、誰がその「マドンナ的存在の転校生役」をやるか、というのをめぐって一波乱あったのです。と書くと、「マドンナ的存在の転校生役」の奪いあいというふうにも思えそうですが、その逆でみんなそれをやりたくないと言うのです。本当にやりたくないのか、やりたいけど周りを気にしてそう言えないのか、彼たちの心の内をのぞくことは僕には出来ません。

そこで、その膠着状態にしびれをきらした男の子が「くじ引きで決めればいいじゃん」と言い、「くじ引きよりもあみだくじの方が楽だよ」と思わず僕も口走ってしまいました。しかし、本当にどうしてもやりたくないのだと思われる子2人が何やら小声で相談し、「女の子たちだけで話し合って決めます」と言い出したのです。「それじゃあ、それで決まらなかったらあみだだよ」という先生の言葉の後、女の子たちは学生ホールへ移動。これはきっと「女同士の陰の争い」などというものが見られるに違いないと目を輝かせた(これは2人にかかる)僕と太田さんも、学生ホールへ移動。「悪趣味ぃ〜」などと言われながらも、さりげなくはなく隣のテーブルに陣取りました。しかし、そのあとは太田さんと他の話に夢中になって、気づいたら女の子たちの「話し合い」は終わっていました。どうやら結局期待した(?)ような「女同士の陰の争い」などというものはなかったようで、あみだくじで決めることになっていました。

お昼休憩の後、1時に再び集合。そしてロケハン。脚本にもうちょっと手をいれるために2人だけ残し、僕と太田さんで8人の中学生を連れて中学校と公園を見に行きました。途中、公園を2つまわり、まずは中学校へ。先生を見つけ事情を説明し、校内を見せてもらいました。とても小さな中学校で、1学年2クラスしかないと先生が言っていました。しかし、とてもきれいな学校でした。「毎日掃除してますから。」案内してくれた先生がおっしゃってました。それから、そこでミホさんとG.M.M.の子が撮影の交渉に来ているのにでくわしました。

中学校を抜け出た僕たち一行は、暑いのでアイスを求めて、再び歩き出しました。僕が言い出してしまったのですが、太田さんと2人で半分づつだして、ジュニアにおごってあげてしまいました。その後太田さんが用事があるので抜けて、僕はまた、白山中へ向けてジュニアと歩き出しました。途中、「ガリガリ君」アイスを買うためにさっき我慢した子のためにスリーエフに寄り、彼はめでたく「ガリガリ君」を手にしました。めでたついでにあたり・もう1本が出てました。