しまうまの耳 班

ひ に ち :

7月20日(木)海の日

かいたひと: 倉品

10:00−16:00

実践講座 脚本づくり。 (新百合ヶ丘21) 

しまうまの耳チームでは、脚本の形に仕上げてきた原稿を、(まだ書いている途中の子もいましたが)本人に発表してもらいました。その後、先生に各自指導を受け、それぞれの脚本を完成させることに取り組みました。

実際に中学生が、書いてきたシナリオはどんなものか、皆さん興味がおありでしょうから、題名だけでもあげておきます。

「口げんか」…教室で友達と口論。

「進路」…病気の友達とのふれあいから、自分の進路を見つめなおす。

「友達」…友達の交通事故死のショックからたちなおる。

「決着」…水泳大会でライバルと闘う。

「真夏のてるぼうず」…転校生の登場で親友とけんかしてしまうが、友達の協力でなかなおり。

「感じるもの」…自分と同じ名前のおじいさん(すでになくなっているはずの)との交流により、周りの人との関わり方が、変わってきた。

「市の野球大会」…大事な場面でピンチヒッターの大チャンス。

「脱走」…ペットのハムスターももちゃんが脱走。

「軽音楽部の一大イベント」…文化祭での初めてのステージで失敗、挽回できるか。

「めじろ」…めじろを拾って育てたけれど、キャンプに行くことになって…。

一度読んだのを聞いただけなので、しかも最大限要約したので、どこまで正確かは、はなはだあやしいですが、勇気を持ってお伝えすると、少なくとも題名は以上のようなものでした。進路の問題、友達の死、友達との関係の修正、など深刻なテーマ。水泳や野球などのスポーツのハラハラドキドキもの。ペットとの関わり。などのテーマが扱われていました。

今の学校ではどうか分かりませんが、私自身は、学校で「お話を創る」ということは、やらなかったように思います。作文の時間は、たくさんあったけれど、先生はいつも「自分の感じることを、どう感じたかを書きなさい」と言っていました。比べて脚本は、映像となった時、相手が何を感じるか、を考えて描かなければならないのだ、というようなことを皆の朗読を聞きながら漠然と考えました。

そのあと、皆で投票をして、脚本を絞り込みました。最終的には「進路」が12人中、7票を獲得しました。ほかを選んだ子と、「進路」がよかった子と2つのグループに分かれ、もう一度、明日までに練り直すことになりました。

ほかを選んだ子チームは、いくつかの話を融合させて、三角関係の話を作ることになったようです。同じ話を、4人が書いてくるということです。「進路」派は、もう一度、皆どこがよかったのか、どこがふにおちないのか、話し合いました。そこで、主人公の親友が死ぬ必要があるのか、面白いキャラクターを登場人物として増したらどうか、などの意見をもとに、原作者がもうひとふんばり、練り直してくることになりました。

面白いことに、獲得票数1番の作者は、ほかの作品(「めじろ」)に投票していました。そのため、書き直してくるのはちょっと、ご不満のご様子。 さてさて、三角関係の4作品の仕上がりは?「進路」作者のがんばりは?明日にはとにかく何らかの進展があります。乞うご期待。