G.M.M. 班

ひ に ち : 7月30日(日)
かいたひと: ヒロ

 撮影2日目。今日は何と朝6:30集合。みんな眠い目をこすりながらもきちんと時間どおりに集まった。偉い、偉い、と言いたいところだが、これは当り前ですよね。
 7〜8時の1時間、新百合ヶ丘駅の改札口での撮影の許可をいただいているのに、遅れましたとはいえません。限られた貴重な時間の中、撮影はスタート。まずテストのため一般人に迷惑にならない改札口から少し離れた場所に移動。さあ、テストスタート。しかし、1分後には佐藤先生の「おまえら!やる気ないんやったら、もう帰るぞ!」という怒鳴り声が駅構内に響き渡る。セリフを覚えていない子、これからどういったシーンを撮るのかすら理解していない子。みんな、ダメ!ダメ!
 佐藤先生の怒りでみんな目が覚めたのか、シーンの演出について必死に考え、意見をぶつけながらテストを繰り返し、限られた時間をあと30分残した7時30分に改札口のところに移動。間に合ってくれ・・・
 もう7時30分ということで改札口の人の出入りもなかなか激しくなり、リアルな画は取れるが、それだけ各自の役割が難しくなる。出演者も緊張するよね。しかし、しかし、先生の一喝からみんな気合が入っていてテスト以上の演技、リアルさを出すためアドリブで改札口のところでこけたりする余裕なんかも見せてくれて、すごく感動的なシーンを撮ることができました。出演者だけでなくここでのシーンはカメラ担当の悠君にとっては非常に難しい手持ちの長回しでしたが出演者に負けない気合と天性の技術!?で乗り越えました。

 次にいくつかの現場で各出演者が自転車、ローラーブレードで走っているシーンを撮影。ここでは出演者だけでなく事故に遭わないように車を止めたりと現場を見守るスタッフの気疲れも大変な現場でした。
 そして、今日最後の現場、ストーリーの中でも非常に重要なシーンを麻生区一面が見渡せる丘の上の公園で撮影。青空のもと、緑いっぱいの芝生の上で主役の6人の中学生が悩み、言い争いながら、1つの大きな決断を下すという緊迫したシーン。各自しっかり考えながら独自の表現力を発揮し、いいシーンを撮ることができました。
カメラ担当のカオリンもアクションつなぎで様々な角度から6人を捕らえ、立派に自分の仕事を成し遂げていました。みんな自信をつけてきたね。この調子で明日もGO!